伊藤ハム、鹿児島拠点の豚肉処理加工能力を拡張

拠点・施設伊藤ハムは4日、傘下のサンキョーミート（鹿児島県志布志市）有明ミート第1工場内の「豚と畜・カットライン」を拡張し、生産能力を増強すると発表した。

伊藤ハムグループ食肉事業の中核を担うサンキョーミートは、1981年9月に100%出資子会社として設立。と畜場の経営・食肉・食肉加工品の製造・販売を行っている。

今回、豚肉をはじめとした各畜肉製品が、伊藤ハムを通じて国内外の全国の百貨店、スーパー、食肉専門店へ提供されており、今後も需要の増加が見込まれている。「豚と畜・カットライン」を拡張することにより、豚肉の処理頭数が4割増加し生産性も向上。また水使用量も、現行設備と比較して豚1頭当たり4割削減し、環境負荷の低減を同時に図る。

■工場拡張計画の概要
建設予定地：鹿児島県志布志市有明町野井倉6965有明ミート第1工場内
設備投資額：40億円
生産能力：47万頭／年
工事着工予定：2018年5月
本稼働開始予定：2019年4月