ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

Uber、自動運転車にNVIDIAの技術採用

2018年1月10日 (水)
空白

サービス・商品米NVIDIAとUberは7日(現地時間)、Uberが自社の自動運転車両に搭載するAIコンピューティングシステムにNVIDIAの技術を採用したと発表した。

Uberは、2015年に自動運転技術への取り組みを開始し、16年秋にピッツバーグで初の公道走行実験を行った。17年の初めには、フェニックスで2回目の実験を開始している。この間にUberの自動運転車は5万回を超える乗客輸送を行い、200万マイル超の走行距離を記録した。

自動運転車両や自動運転トラックは、高精細の360度サラウンドカメラとライダーを通して知覚し、センチメートル単位の精度で自車の位置を認識して、他の車両や人を検出・追跡し、目的地までの安全で快適な経路を計画する必要があり、こうしたことから、「自動運転車両のコンピューター技術の要件が膨大」だとしてNVIDIAの技術を採用した。

Uber Advanced Technologies Group責任者であるエリック・メイホファー氏は「安全で信頼できる自動運転車両を開発するには、高度なAIソフトウェアと高性能のGPUコンピューティングエンジンを車内に配備する必要がある。Uberがスケーラブルな自動運転車両と自動運転トラックを市場に提供するうえで、NVIDIAは非常に重要なテクノロジプロバイダーだと言える」と述べた。

NVIDIAの創業者兼CEOのジェンスン・フアン氏は、「このコラボレーションではUber Advanced Technologies Groupの自動運転車両と自動運転トラックでNVIDIAの技術を利用し、AIアルゴリズムの実行によって、複雑な環境においても各車両が世界を認識し、次に起こることを予測し、最善の方策をすばやく選択できるようになる」と話した。