ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

「プロロジスパーク市川3」契約率100%で竣工

2018年1月11日 (木)
空白

拠点・施設プロロジスは11日、千葉県市川市でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク市川3」の竣工式を行った。竣工に先立ち、三井倉庫サプライチェーンソリューション、日本通運など複数の物流関連企業が利用を決めており、2017年8月には契約率が100%に達していた。

現地は東京都心部から15キロ圏内、市川市の湾岸エリアに位置し、首都高速湾岸線千鳥町ICから5分と近いことから、都心部へのきめ細かい配送や高速道路を利用した広域配送に適する。

周辺にはEC・通販企業を中心にアパレルや日用雑貨を取り扱う物流施設が多く集積し、6月には東京外かく環状道路市川南ICが開通する。JR京葉線市川塩浜駅から徒歩10分と通勤にも便利で、豊富な周辺人口とともに、入居企業の雇用確保にも有利な立地となっている。

敷地面積は2万6500平方メートル(8000坪)で、建物は延床面積6万4500平方メートル(1万9500坪)の4階建てマルチテナント型物流施設。各階に40フィートコンテナトレーラーが直接乗り入れることができるランプウェイを備え、各階1万2500平方メートル(3800坪)のワンフロアオペレーションが可能。24時間365日の操業を想定し、常時有人警備を導入する。

プロロジス初の取り組みとして、すべてのトラックバースの状況がタイムリーに把握できるスマートバースシステムを導入している点も特徴。トラックドライバーの長時間労働や待機時間が社会課題になる中、ドライバーや入居企業のスムーズな業務進行をサポートすると同時に、高いセキュリティ環境を提供する。

施設エントランスには、デジタルサイネージを用いたスマートレセプションを採用するほか、館内の運営にも、今後ロボットなどを活用していく方針で、館内のラウンジや喫煙所には無料Wi-Fi(無線LAN)や有線放送(BGM)を導入した。敷地内の車両誘導サインや館内案内表示は視認性を意識し、これまでのプロロジスパークのサインから刷新した。

このほか入居企業の事業継続性にも配慮し、緊急地震速報システムや衛星電話の導入に加え、非常用電源を確保。庫内を含め施設全体にLED照明を採用するとともに、屋上には1.1メガワットの太陽光発電を設置するなど、環境負荷軽減にも取り組む。

■「プロロジスパーク市川3」の概要
名称:プロロジスパーク市川3
所在地:千葉県市川市塩浜1-6-1
敷地面積:2万6457.75平方メートル(8003.46坪)
延床面積:6万4490.12平方メートル(1万9508.26坪)
構造:鉄骨造、地上4階建て
着工:2016年8月
竣工:2018年1月
ウェブサイト:http://www.prologis.co.jp/special/2017/pp_ichikawa3/