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三井造船、シリーズ16隻目の省エネ船完成

2018年3月15日 (木)

荷主三井造船は15日、玉野事業所で建造していた、マーシャル諸島・オストリアマリン社向け6万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「クリスティーナ」が完成し、同日引き渡したと発表した。

同社の環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の幅広浅喫水船型・6万6000重量トン型バルクキャリア「neo66BC」で、同船型16隻目の竣工となる。

4基のクレーンを装備した5ホールドの汎用バルクキャリアで、56BCの使い勝手を踏襲しつつ大型化を図っている。載荷重量6万6000トン以上を確保でき、キャパシティーも8万2800立方メートル以上と大容量を確保し、石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なバラ積み貨物に対応可能なほか、長尺物やホットコイル等の半製品輸送も対応可能としている。

大型化しても燃量消費量は従来型スープラマックスバルカーと同等以下となる新開発の省エネ船型を採用。主機関にはMARPOL NOx排出規制(ティア2)を満たした電子制御エンジンである三井-MAN B&W ディーゼル機関「7S50ME-B9.3」を搭載し、幅広い出力域で低燃費を実現している。

■主要目
全長:199.99メートル
幅(型):36メートル
深さ(型):18.45メートル
総トン数:3万8237トン
載貨重量トン数:6万6653メトリックトン
主機関:三井-MAN B&W 7S50ME-B9.3 ディーゼル機関1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:24人
船級:NK
船籍:マーシャル諸島共和国
引渡日:2018年3月15日