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アスクル・3Q、売上増も営業益4割減

2018年3月16日 (金)

財務・人事アスクルが16日発表した2018年5月期第3四半期決算によると、売上高は4.9%増収となったが、営業利益は41.2%減少した。

主力分野であるeコマース事業のBtoB事業が3.7%増収と順調に推移した。一方、BtoC事業は、主力事業の「LOHACO」で出荷量に制限があるなか、販促も抑制せざるを得なかったこと、火災発生前に比べて取扱商品数が少なかったことにより減収となったものの、ペット・ガーデニング用品を専門に扱うチャームの買収・子会社化による売上高増が大きく寄与し、BtoC事業全体では7.3%の増収となった。

一方、販売費・一般管理費は、「AVC日高」などの新設物流センターで高度自動化を支える物流設備が導入途上にあり、その中で出荷業務を余儀なくされたとして、「ALP首都圏」並みの労働生産性には至っていないことから物流変動費が一時的に増加、また「AVC関西」本格稼働前の地代家賃などの負担が重く、売上高固定費比率が上昇したため、営業利益は減益となった。

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
263,9784.9%
営業利益
3,936-41.2%1.5%
経常利益
3,714-44.1%1.4%
当期利益
4,650-1.8%