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デンソー、インドに小型モーター工場を新設

2012年5月7日 (月)

荷主デンソーは7日、インドで自動車生産の拡大に対応するため、ハリアナ州ジャジャール市に新工場を建設すると発表した。

 

新工場はデンソー・ハリアナ社(DNHA)のジャジャール工場で、ワイパーやパワーウインドー用などの小型モーター、エンジン・クーリングモジュールを生産し、日系メーカーや地場メーカーなどインド北部に生産拠点を持つ顧客を中心に、製品を供給していく。

 

新工場の建設に伴う投資額は27億ルピー(42億円)で、今月中に着工、2013年7月から生産を開始する。生産開始までに450人を採用する。

 

インド自動車工業会の予測によると、インドでの2015年度の自動車生産は、2010年度の374万台から652万台に拡大する見通しで、デンソーではこうした市場の拡大に対応するため「今回の新工場建設をはじめとする生産能力の増強など、今後も顧客対応力の向上に取り組んでいく」としている。

 

新工場は敷地面積7万3000平方メートル、建屋面積1万2000平方メートルで、ワイパーやパワーウインドー用などの小型モーター、エンジンクーリングモジュールの製造・販売を手掛ける。

 

デンソーは現在、インドで生産会社4社、インド事業の統括運営、自動車部品の販売を行うデンソー・インターナショナル・インド社、カーエアコンなどの熱機器分野の設計業務を行うデンソー・スブロス・サーマルエンジニアリングセンター・インド社の合わせて6社が活動している。ことし3月には、世界6か所目となるテクニカルセンターをハリアナ州グルガオン市に開設した。