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東京港、環境負荷低減の内航船に入港料減免

2018年3月30日 (金)

ロジスティクス東京都港湾局は3月29日、環境負荷の少ない船舶に対するインセンティブ制度を4月1日から内航船に拡大すると発表した。

この制度は、これまで外航船を対象に、船舶からの大気汚染物質などの排出削減を目的に環境負荷の少ない船舶を測定評価する環境船舶指数(ESI)に応じて、東京港の入港料減免などを行うインセンティブ制度。

2018年度からその対象を内航船に拡大する。具体的には、ESI値20ポイント以上の船舶に対して減免する。ESI「20.0-29.9」は30%、「30.0-39.9」は40%、40.0以上は50%の入港料が減免される。

また、東京港は国際競争力を強化するための、大型船、フィーダー輸送、新規航路開設などを対象とするインセンティブ制度についても、同日から3年間継続して実施する。

入港料の上限額を5万総トン相当額とし、これを上回る入港料を免除するほか、船会社が外航コンテナ船の新規航路を開設した場合に各船舶の初回入港料免除、内航(国際)フィーダー船の入港料免除、都が指定する係留施設を一時的な待機目的で使用した場合に係留施設使用料を75%減額――する。