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郵船ロジ、メキシコ物流拠点で保税認証

2018年4月5日 (木)
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ロジスティクス郵船ロジスティクスは5日、メキシコ現地法人の郵船ロジスティクス・メキシコ社が保有する物流施設「バヒオ・ロジスティクスセンター」で、3月に保税認証を取得したと発表した。

バヒオ・ロジスティクスセンターは、自動車産業が集積するメキシコ中央高原バヒオ地区の工業団地で昨年2月に開設。5000平方メートルの倉庫スペースのほか、6000平方メートルの大型トレーラーヤード、1000TEUの海上コンテナを保管可能な内陸コンテナデポを併設し、国内JIT配送やミルクラン、米墨間クロスボーダー輸送などの自動車物流のニーズに対応している。

同センターで保税認証を取得したことにより、今後は顧客の荷物を保税の状態で倉庫に搬入後、最大2年間、輸入関税などの支払いを留保しつつ、保管、検品作業が可能となる。保管貨物が保税状態から確定申告を経て、メキシコ内国貨物に変わるまでの間、納税期限を延ばすことができるため、顧客のキャッシュ・フローの改善につながるほか、メキシコ国内に会社を持たない顧客が非居住者名義で商品を所有、保管できるメリットがある。

メキシコ法人はメキシコ3大空港であるメキシコシティ空港、モンテレー空港、グアダラハラ空港で自社オペレーション体制を整えており、同社では「保税認証取得と合わせ、今後もメキシコでの旺盛な物流需要に対応していく」としている。