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名鉄運輸の決算、燃料・人件費重く営業減益

2018年5月9日 (水)

財務・人事名鉄運輸が9日発表した、2018年3月期決算は、燃料費や人件費の増加により、営業利益が7.1%減少した。

貨物運送関連では、混載事業を中心に顧客需要を取り込み、前期以上の取扱量を確保した。具体的には、営業面では各地域の営業専属担当者と東京営業部との連携により新規荷主獲得を進め、既存荷主には運賃や取引条件の交渉に引き続き取り組んだ。

業務面では、日本通運と連携した配送の受託のほか、ターミナル施設の共同利用や共同配送をグループ会社も含め全国で進めるなど、経営資源の効率化・有効活用を図った。また、利益確保のため、輸送を外部委託からグループ内に取り込む活動や、輸送品質向上のための活動を継続的に行った。

流通倉庫関連では、飲料メーカーの増産に伴う保管・輸送需要を取り込んだほか、日用品メーカーの新規案件の受注など主要顧客の売上が堅調に推移し前期を上回った。

これらにより、物流関連事業の売上高は増収となったものの、燃料費や人件費の増加により営業利益は減少した。

今期は、売上高1130億円、営業利益42億円、経常利益43億円、純利益26億円を見込む。

■2018年3月期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
112,1651.3%
営業利益
4,485-7.1%4.0%
経常利益
4,593-8.7%4.1%
当期利益
3,036-39.5%2.7%