荷主ビー・アンド・プラス(埼玉県比企郡)は4日、500ワットのワイヤレス充電システムを搭載した産業用ドローンとAI(人工知能)による画像認識を組み合わせた飛行実証実験を開始したと発表した。ワイヤレス充電と自律飛行を組み合わせることで、建設や設備点検、物流など幅広い分野での省人化・無人化を目指す。

(出所:ビー・アンド・プラス)
同社は、自律飛行システムとの連携による完全無人運用を視野に開発を進める。ドローンは設定した時間や遠隔指示に基づいて飛行し、バッテリー残量が低下すると自動で充電ステーションへ帰還する。充電後は再び任務を継続でき、人の介在を最小限に抑えた運用を実現する。
実証では、ドローンが充電ステーションに着陸すると自動でワイヤレス充電を開始し、充電完了後は次の飛行に備えて待機できることを確認した。従来必要だったバッテリー交換や充電器への接続作業が不要となり、現場作業の負担軽減や稼働率向上につながるとしている。

▲自律飛行の経路(出所:ビー・アンド・プラス)
今回採用したワイヤレス充電システムは充電出力500ワットで、ドローン側の充電部は550グラムと小型・軽量化を図り、飛行性能への影響を抑えながら高出力充電に対応した。
安全性向上に向け、機体に搭載した2基のカメラ映像をAIがリアルタイムで解析し、人や車両、動物などを検知した場合は、自動で飛行停止などの飛行制御を行う。さらに、LiDARを活用した周辺環境の認識や障害物検知、高精度な点群データの生成による測量・地形解析機能の開発も進めている。
今後は、ワイヤレス充電やAI画像認識、LiDARを組み合わせた運用システムの高度化を進め、建設、設備点検、警備、農業、物流など多様な分野への展開を目指す。
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