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商船三井、燃費消費の高精度推定手法で論文賞

2018年5月23日 (水)

認証・表彰商船三井は23日、同社社員が、海上技術安全研究所と進めてきた共同研究が評価され、日本船舶海洋工学会から論文賞を受賞したと発表した。

今回受賞したのは「日本船舶海洋工学会賞(論文賞)」と「日本海事協会賞」で、造船や海洋工学、そのほか一般海事に関する優秀な論文を表彰するもの。

両社は、実際に就航している船の運航データの解析法として重要となる排水量の補正について研究を実施し、幅広い排水量範囲で実海域での燃費推定の精度を確保する手法を開発した。

「航海ごとに積荷量に応じた燃料消費量をプラスマイナス3%の誤差で高精度に推定できること」が評価され、同賞を受賞した。

▲授賞式の様子

■受賞論文
論文
「実運航シミュレーションによる実船データ解析-排水量修正と波風修正の適用-」
著者
桜田顕子氏、黒田麻利子氏、辻本勝氏、枌原直人氏(海上技術安全研究所)
杉本義彦氏、長谷川健氏(商船三井)

論文
「実運航性能評価における船速-回転数-主機出力関係のモデル化」
著者
櫻田顕子氏、黒田麻利子氏、辻本勝氏(海上技術安全研究所)
杉本義彦氏、長谷川健氏(商船三井)