ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

プロロジスが稲毛区で物流施設起工、アズワン入居

2018年5月30日 (水)

▲(写真右)「プロロジスパーク千葉1」(左)「プロロジスパーク千葉2」完成イメージ

拠点・施設プロロジス(東京都千代田区)は30日、千葉市稲毛区でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク千葉1」の起工式を行ったと発表した。着工に先立ち、施設1-2階(40%)は理化学機器の総合商社アズワンが入居する。

アズワンは、企業の研究開発需要が高まるなか、品揃えの充実と配送サービスの増強を目的に、省人化・効率化にも配慮した関東第2拠点として同施設を利用する。

プロロジスパーク千葉は、千葉湾岸エリアから6キロに位置し、国道16号と東関東自動車道の結節地点に開発される。東関東自動車道千葉北インターチェンジ(IC)から3キロ、京葉道路穴川ICから4キロと近い。東関道と京葉道路を利用して都心部へアクセスすることが可能で、国道16号を利用した首都圏配送の利便性にも優れている。

計画地周辺の千葉市、隣接市内には複数の住宅集積地が広がり、JR稲毛駅、西千葉駅、四街道駅から発着するバスの路線網が充実しているほか、周辺には大型商業施設や飲食店、レジャー、公共施設なども建てられており、雇用が確保しやすい。

施設は、6万6000平方メートルの敷地に地上5階建て、延床面積14万7000平方メートルのマルチテナント型施設として開発。隣接敷地で開発予定のBTS型施設「プロロジスパーク千葉2」と合わせ、最終的には延べ21万平方メートルを超える。

ダブルランプウェイにより、各階のトラックバースに45フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能な仕様としている。ワンフロアは中央車路を隔てて7000坪、最小賃貸区画は1400坪となり、幅広い顧客ニーズに対応する。

施設の館内人口は1000人を想定し、施設内で働く従業員が快適に過ごせるよう、空間デザインを工夫したレストランやカフェテリアスペースを設けるほか、時差通勤を促す朝食サービスの提供や、専用送迎バスの運行、保育スペースの設置なども検討している。

館内のセキュリティや入退館効率を改善するレセプションシステムや、スマートバースシステムなど、最新のICT技術を活用した設備を導入する。また、入居企業の雇用確保をサポートするため、人材派遣会社と提携し、利便性の高いサービスを提供する。

■「プロロジスパーク千葉1」計画概要
開発予定地:千葉市稲毛区六方町210-1
敷地面積:6万6163.26平方メートル(2万14.38坪)
計画延床面積:14万6805.18平方メートル(4万4408.56坪)
構造:地上5階建て、鉄筋コンクリート造(柱)、鉄骨造(梁)
着工:2018年5月
竣工予定:2019年9月