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アプライド、シンガポールで装置供給網強化

2026年6月12日 (金)

拠点・施設アプライドマテリアルズ(東京都港区)は11日、AI(人工知能)向け半導体需要の拡大に対応するため、シンガポールの製造・研究開発拠点「タンピネス キャンパス」を拡張したと発表した。投資額は5億ドルで、半導体製造装置の供給能力強化とサプライチェーンのレジリエンス向上を図る。

新施設は既に量産稼働を開始しており、シンガポールにおける先端クリーンルーム能力を2倍超に拡大した。AIインフラ整備の進展に伴い、先端半導体メーカーでは生産能力増強が進んでおり、同社は製造装置の供給体制を強化することで需要拡大に対応する。

今回の拡張は、同社の長期戦略「Singapore 2030」の一環。製造施設に加え研究開発機能も集約し、グローバル、地域顧客への技術支援を強化する。今後数年間で1000人の新規雇用創出も見込む。

物流・生産面では、自律走行搬送ロボット(AMR)や自動組立・検査システム、AIによる品質検査を導入。製造現場の自動化を進めることで、生産効率と品質向上を図る。さらに、研究開発部門やエコシステムパートナーとの連携を強化し、新技術の市場投入までの期間短縮を目指す。ARやVRを活用した技術者教育や保守支援も導入する。

施設は環境性能にも配慮し、太陽光発電設備やLED照明、低炭素コンクリート、水再生システムを採用。エネルギーや水の使用状況をリアルタイムで管理するスマートビルディングマネジメントシステムも備え、シンガポールのグリーンビルディング評価制度における最高位認証の取得を目指している。

同社は近年、世界各地で製造能力拡大を進めており、過去数年間で製造能力をほぼ倍増させた。米国でも製造装置インフラに4億アメリカ・ドル超を投資しているほか、シリコンバレーでは総額50億ドル規模となる研究開発拠点「EPICセンター」の稼働を予定している。

(出所:アプライドマテリアルズ)

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