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Shippio、国際輸送の遅延リスクを早期検知

2026年6月12日 (金)

サービス・商品Shippio(シッピオ、東京都港区)は12日、貿易プラットフォーム「Shippio Platform」において、国際輸送の遅延リスクを出港前に検知する新機能「出港前早期トラッキング」の提供を開始したと発表した。出港予定日の1か月前から本船スケジュールの遅延や変更を把握できる機能で、納期管理や在庫管理、物流コスト管理に関する意思決定を支援する。

近年、国際物流を取り巻く環境は不安定な状況が続いている。中東情勢不安によるホルムズ海峡やスエズ運河の通行リスク、関税政策の変動などを背景に、海上輸送のおよそ半数で遅延が発生しているという。こうした状況下では、貨物の出港時期や到着時期を早期に把握し、欠品防止や生産計画、販売計画、在庫調整、緊急輸送の判断につなげることが重要になっている。

従来の自動トラッキング機能では、出港の7日前から本船スケジュールを確認するケースが一般的だった。しかし、その段階では代替船の手配が間に合わず、緊急航空輸送への切り替えによるコスト増大や納期遅延が発生するケースもあった。

新機能では、出港予定日の28日前から本船スケジュールの遅延や変更を把握できる。これにより、荷主企業は代替船の手配や在庫調整、取引先への納期連絡などを前倒しで検討できる。特に厳格な納期遵守が求められ、航空輸送によるコストインパクトの大きい自動車関連メーカーなどでは重要な機能となる。

また、早期のリスク把握によって欠品リスクの低減や過剰在庫の抑制を支援する。さらに、緊急輸送やハンドキャリー、デマレージ、ディテンションなどの発生リスク低減にもつながる。物流情報を単なる現状確認にとどめず、納期・在庫・コストの計画精度向上や打ち手の判断を前倒しするための情報として活用する狙いだ。

Shippioは近年、AI-OCR機能拡充による物流コスト関連データの構造化や物流コスト管理機能の強化を進めている。今回の機能追加により、計画、事前確認、動静確認の3ステップをつなぎ、企業のサプライチェーン全体の可視性とコントロール性向上を支援する方針である。

同社は東京都港区に本社を置き、国際物流プラットフォームの企画・開発・運営を手掛ける。新機能は有料オプションとして提供される。

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