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CMA CGMグループ、チェリーと車両物流で提携

2026年6月12日 (金)

国際CMA CGM(フランス)と傘下のシーバ・ロジスティクス(同)、中国自動車大手の奇瑞汽車(チェリー)は10日、中国安徽省蕪湖市のチェリー本社で、自動車物流分野の協業に向けた覚書を締結した。チェリーの海外展開拡大に対応し、完成車、部品、EV(電気自動車)用バッテリーを対象に、海上、陸上、航空、複合輸送を組み合わせた国際物流体制を構築する。

協業では、チェリーが進める海外市場での現地化戦略を物流面から支える。欧州、アジア太平洋、中南米、中東を対象に、完成車や部品、EVバッテリーの国内配送、国際輸送、国境をまたぐ複合輸送を担う。CMA CGMの海上輸送ネットワークとシーバ・ロジスティクスの自動車物流、越境輸送、エンドツーエンドの運用ノウハウを組み合わせ、チェリーのサプライチェーンの効率性、強靱性、持続可能性を高める。

(出所:シーバ・ロジスティクス)

チェリーは1997年設立の中国自動車メーカーで、130以上の国・地域で事業を展開。中国の乗用車輸出で大きな存在感を持ち、近年は新エネルギー車やスマート技術を含む海外展開を加速している。輸出拡大に伴い、完成車だけでなく補修部品やEVバッテリーを含む物流管理の複雑さが増しており、市場ごとの需要変動や規制、輸送モードの組み合わせに対応する体制が重要になっている。

CMA CGMグループは、世界177か国で海上、陸上、航空、物流事業を展開し、700隻超の船隊で5大陸420港以上に寄港。シーバ・ロジスティクスは、契約物流、航空、海上、陸上輸送、完成車輸送を含む物流サービスを世界170か国で提供している。今回の覚書では、完成車物流に加え、部品供給やバッテリー輸送も対象に含めることで、自動車メーカーの海外販売拡大に伴う一連の物流需要を取り込む。

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