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日精樹脂、インドで射出成形機を現地生産

2026年6月12日 (金)

拠点・施設日精樹脂工業(長野県坂城町)は12日、インド・グジャラート州アーメダバードで射出成形機の新工場を4月1日に稼働開始したと発表した。総投資額は15億円で、電気式射出成形機の現地生産を開始し、成長が続くインド市場での事業基盤強化を図る。

新工場はアーメダバード市内のサナンド工業団地内に立地し、敷地面積は3万5000平方メートル、建屋延床面積は1万1835.46平方メートル。生産能力は5年後をめどに月産30台(年間360台)規模へ拡大する計画。

▲新工場外観(出所:日精樹脂工業)

インドでは生活必需品や自動車、医療、包装分野を中心に射出成形品の需要が拡大しており、プラスチック成形産業の成長が続いている。同社はインドをアジア地域の重要拠点と位置づけており、現地生産体制の構築を通じて供給力の強化と市場対応力の向上を目指す。

工場ではまずインド国内向けに電気式射出成形機を生産・販売する。現地生産によりリードタイムの短縮やコスト競争力の向上を図るほか、将来的にはアフリカ、西アジア諸国への輸出も視野に入れている。

▲工場内(出所:日精樹脂工業)

また、新工場は生産拠点にとどまらず、技術展開と人材育成の機能も担う。日本で培った射出成形技術や品質基準、金型保全ノウハウを現地に展開し、技術者育成プログラムの導入を進める。さらに、小型成形機のリース・シェアリングモデルや共同工場(シェア型成形センター)などを通じて、小規模事業者や新規参入者が製造業に参画しやすい環境づくりを推進する。

同社は今後、インド市場の需要拡大に対応して生産体制や製品ラインアップを拡充するとともに、新興国市場での需要取り込みを進め、グローバルでの事業成長を加速させる。

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