ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JMU、次世代省エネVLCC「LITA」引渡し

2018年5月31日 (木)
空白

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は5月30日、有明事業所(熊本県長洲町)でサンエンタープライジーズ社向けに建造していた次世代省エネ大型タンカー(VLCC)「LITA」(リタ)を引渡した。

同船は、最新規則を適用しつつ燃費性能の大幅向上を目指して開発された、次世代省エネ船「Gシリーズ」のVLCC。VLCCとしてはコンパクトな船型ながら、浅喫水時の載貨重量最大化を追求し、マラッカ海峡通峡を含む東西トレードに対応できるフレキシビリティーを持っている。

独自の省エネデバイスである「スーパーストリームダクト」「サーフバルブ」「ALVフィン」を採用。「Ax-Bow」と呼ばれる船首形状、低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上させている。低回転・ロングストロークタイプのG型エンジン(電子制御エンジン)、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により、従来船を大幅に上回る性能を達成した。

■主要目
主要寸法:全長330メートル×幅60メートル×深さ29.35メートル×喫水21.58メートル
載貨重量:29万9989トン
総トン数:15万6376トン
主機関:MAN B&W 7G80ME-C9.5 ディーゼル機関1基
航海速力:15.8ノット
定員:30人
船級:アメリカ船級協会(ABS)
船籍:バハマ