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プロロジス、全世界で恒例の一斉ボランティア

2018年6月6日 (水)
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環境・CSRプロロジス(東京都千代田区)は6日、全従業員が世界で一斉にボランティアに取り組む「IMPACT Day」(インパクトデー)を5月18日に実施したと発表した。毎年5月の第三金曜日にインパクトデーを実施しており、ことしで6回目となる。

全世界のプロロジス従業員がオフィスを離れ、教育や福祉、環境などに関連する各種NPO団体と協力し、各国でボランティア活動に従事。ことしも昨年に続き、住まいの改善・確保、コミュニティの発展に取り組む特定非営利活動法人ハビタット・フォー・ヒューマニティとパートナーシップを組み、人員・資金面での支援を実施した。

欧州、アジア、米国など、世界6か国で66のプロジェクトに参加した。日本では100人を超える従業員が関東と関西に分かれて活動を行った。

 

関東では、プロロジスの東京オフィス、プロロジス・リート・マネジメントの従業員98人が児童養護施設「星美ホーム」(東京都北区)を訪れ、同施設が「施設の老朽化が進むなかメンテナンスにかけられる人員と資金が慢性的に不足している」ことから、建物内の天井、雨漏り箇所の修繕や間仕切り修繕、網戸張り替えや靴箱修理作業のほか、建物外では草むしりや樹木の剪定、排水溝の清掃などを実施した。

また、プロロジス基金から資金援助を行い、同ホームで数年以内に予定されている建物の建て替え資金などに充当される。

一方、関西では、プロロジス大阪オフィスの従業員10人が関西国際空港近くの海岸で、大阪湾に生息する生き物の調査を行った。プロロジスは特定非営利活動法人環境技術振興会と協働し、波有手海岸(大阪府阪南市)をプロロジスの担当として4年前から調査に参加。エリア一体の清掃や、生き物の分布調査・記録を行っている。

この活動は、戦後の経済成長期に大阪湾の生物生息環境の悪化するなかで、「大阪湾環境再生連絡会」が、各地の湾岸生物を調査することを目的として2007年から行っているもので、行政・大学を含むさまざまな団体や一般市民が参加して、湾岸一帯の一斉調査として行われている。民間企業としてはプロロジスが唯一参加している。