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大型トラックのスペアタイヤ点検、10月から義務化

2018年6月27日 (水)

ロジスティクス国土交通省は、10月1日から「車両総重量8トン以上又は乗車定員30人以上の大型自動車」のスペアタイヤを3か月ごとに点検するよう、自動車の使用者に義務づけると発表した。

昨年10月に岡山県の中国自動車道で発生した大型トラックのスペアタイヤ落下による死亡事故を受け、国交省では同年10月27日、すべての大型トラックを対象に、スペアタイヤを車両へ固定する構造・装置に「損傷やボルトの緩み」がないか、直近の定期点検で早急に点検するよう業界団体へ指示。

今回の義務化は、この点検を恒久的な対策とするもので、大型トラック・大型バスに備えるスペアタイヤとツールボックスを新たに定期点検の対象に加える。これに伴い道路運送車両法に基づく「自動車点検基準」(省令)を改正し、10月から施行する。

3日月ごとに行う点検では「スペアタイヤ取付装置の緩み、がた及び損傷」「スペアタイヤの取付状態」「ツールボックスの取付部の緩み及び損傷」を項目に加え、その点検方法も「スペアタイヤ取付装置に緩み、がた及び損傷がないかをスパナ、目視、手で揺するなどして点検すること」「スペアタイヤが傾きや緩みなく確実に取り付けられているかを目視、強く押すなどして点検すること」「ツールボックスの取付部に緩み及び損傷がないかをスパナ、目視などにより点検すること」などと規定する。