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中国輸出コンテナ、遠洋航路が運賃押し上げ

2026年7月9日 (木)

調査・データ上海航運交易所が8日公表した6月の中国輸出コンテナ輸送市場分析によると、中国輸出コンテナ総合運賃指数の月平均は1550.31となり、前月比18.3%上昇した。遠洋航路の運賃上昇が総合指数を押し上げた。即期市場を示す上海輸出コンテナ総合指数の月平均は3018.26で、前月比35.9%上昇した。

中国税関総署のデータでは、5月の中国輸出はドル建てで前年同月比19.4%増となり、外需の底堅さが輸出コンテナ市場を支えた。港湾のコンテナ取扱量も増加が続き、5月の全国港湾取扱量は3130万TEUで3.1%増だった。このうち沿海港湾は2750万TEUで2.9%増、内河港湾は381万TEUで4.4%増となった。一方、コンテナ船の用船市場では上昇ペースが鈍り、1000TEU、2750TEU、4250TEU型の用船料は小幅上昇、6500TEU、9000TEU型は前月並みだった。

欧州・地中海航路は上昇幅が拡大した。6月の中国発欧州航路指数は1907.36で20.9%上昇、地中海航路は2504.22で25.1%上昇した。上海港発欧州基本港向けの即期運賃は平均3042ドル/TEUで56.2%上昇、地中海基本港向けは4232ドル/TEUで34.7%上昇した。輸送需要が安定して改善する一方、船腹供給にややタイト感が出た。

北米航路も上昇が続いた。中国発米西岸航路指数は1191.00で20.8%上昇、米東岸航路は1332.03で20.3%上昇した。上海港発米西岸基本港向けの即期運賃は平均5351ドル/FEUで61.6%上昇、米東岸向けは6580ドル/FEUで48.8%上昇した。輸送需要の回復と需給環境の底堅さを背景に、即期の予約運賃が上昇した。

ペルシャ湾・紅海航路は2736.88で18.0%上昇した。中東情勢に一定の進展があったものの、ホルムズ海峡の正常化にはなお時間を要するとされ、市場運賃は上昇基調を維持した。南米航路は1240.81で50.7%上昇し、主要航路の中で最も大きな伸びとなった。

近海航路では、豪州・ニュージーランド航路が1253.06で11.2%上昇、日本航路が959.34で1.5%上昇、東南アジア航路が1107.66で7.5%上昇した。一方、韓国航路は648.79で0.3%低下した。

6月の中国輸出コンテナ市場は、欧州、北米、南米など遠洋航路の上昇が鮮明だった。輸出の増加と一部航路の船腹ひっ迫が運賃を押し上げる一方、近海航路では上昇幅に差が出た。市場全体では、即期運賃の上昇率が総合指数を大きく上回り、短期的な需給変化が運賃に反映されやすい局面となった。

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