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中国沿海バルク運賃、6月平均4.7%低下

2026年7月9日 (木)

調査・データ上海航運交易所が8日公表した6月の中国沿海ばら積み輸送市場分析によると、沿海散貨総合運賃指数の月平均は1250.73となり、前月比4.7%低下した。6月26日時点の総合指数は1111.89で、前月末比15.4%下落した。南方で梅雨期の大雨が続き、水力発電の稼働が高水準となったことで火力発電向け需要が抑えられ、石炭輸送を中心に荷動きが鈍った。

貨種別では、石炭運賃指数の月平均が1331.82で5.5%低下した。南方の降雨で電力会社の石炭日消費量が伸びず、長期契約炭の補給も十分だったことから、沿海電力会社や非電力向けの調達意欲は弱かった。外航市況の軟化に伴う遠洋船腹の回流もあり、船腹過剰感が強まった。秦皇島港-張家港航路(4万-5万DWT)の6月30日時点の市場運賃は1トン26.2元で前月末比30.0元下落、秦皇島港-広州航路(6万-7万DWT)は37.1元で29.8元下落した。

金属鉱石運賃指数の月平均は1154.62で2.0%低下した。梅雨による土木建設の停滞や鉄鋼メーカーの検修増加で鋼材需要が弱まり、見掛け消費量も前月から減少した。世界の鉄鉱石出荷は高水準で、中国国内の到着量も増えたため、港湾在庫は積み増し局面に入った。鉄鋼メーカーは必要量を中心とした調達にとどまり、沿海鉱石輸送の運賃も下押しされた。

穀物運賃指数の月平均は1351.37で9.9%低下し、主要貨種の中で下げ幅が大きかった。東北産地の農家在庫はほぼ底をついたものの、流通在庫が商社側に集中し、トウモロコシ価格の下落で南北港間の採算は逆ざやが続いた。北方港では天候による船期遅延もあり、トウモロコシの入荷が少なく、積み出しも減少した。

油類では、成品油運賃指数の月平均が1281.68で3.4%低下し、原油運賃指数の月平均は1605.98で0.8%低下した。国際原油価格の下落で国内成品油価格も下押しされ、ガソリンは端午節や中高考後の移動需要に期待があったものの、価格下落見通しから下流の補充は慎重だった。軽油も高温多雨による屋外工事の停滞で需要が弱く、沿海成品油輸送は底ばいの弱い展開が続いた。

6月の中国沿海ばら積み市況は、電力、建設、飼料、石油製品の各需要がいずれも伸びを欠き、石炭と穀物の下落が総合指数を押し下げた。沿海内航バルク市場は、雨期入りと在庫増の影響を強く受けた。

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