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国交省、5/22からColinsとJR貨物のシステムを接続

2012年5月17日 (木)

行政・団体国土交通省は16日、日本貨物鉄道(JR貨物)と連携し、22日から同省港湾局が運用しているコンテナ物流情報サービスシステム「Colins」(コリンズ)とJR貨物が運用している鉄道コンテナ輸送総合管理システム「IT-FRENS」のシステム接続を行うと発表した。

 

これにより、JR貨物のIT-FRENSでJR貨物が運送するコンテナの位置情報を港湾周辺でも把握することができるようになるほか、上海港-博多港-博多ターミナル駅-発着貨物駅までの間の可視化も可能となる。

 

Colinsは、ターミナルオペレーター、荷主、海貨事業者、運送事業者などの事業者間でコンテナ物流情報を共有するためのウェブサイトで、国交省が開発・運営を行っているもの。

 

これまでColinsでは主に国際海上コンテナの船舶動静、港湾内のコンテナ動静など、港湾周辺のコンテナ情報を取り扱ってきたが、国際海上コンテナ輸送では、国内の輸送も含めたコンテナ物流情報を把握することが求められていることから、港湾周辺から国内鉄道輸送までを含めたコンテナ位置情報を把握するため、JR貨物のIT-FRENSとのシステム接続を開始することにした。

 

この取組みで、港湾周辺のコンテナ位置情報から鉄道コンテナ輸送での位置情報までが一貫して可視化され、物流の高度化・効率化が期待される、としている。