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JR貨物、高松貨物ターミナル・東水島まで運転再開

2018年7月11日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が10日、大雨の影響で貨物列車の運転を見合わせていた姫路貨物駅・岡山貨物ターミナル駅間、岡山貨物ターミナル駅・東水島駅間、岡山駅・高松貨物ターミナル駅間で運転を再開したと発表した。

(出所:日本貨物鉄道)

現在も運転を中止しているのは岡山県の倉敷駅と山口県の新南陽駅の間、倉敷駅と鳥取県の伯耆大山駅の間、香川県の宇多津駅と愛媛県の松山駅の間――の3区間。10日8時時点で、山陽線を走行する列車を中心に延べ508本の貨物列車が運休となっており、これらの区間を運行する列車は、引き続きすべて運休する。

運転中止区間の1日当りの貨物輸送量(2016年度実績)は3万トンで、同社が全国で1日に輸送する量(9万トン)の3分の1に相当する。運転を中止している列車の本数は87本で、全社の一日運転本数(456本)の19%に当たる。これらの区間では、上り列車で宅配貨物、農産品、食料品、工業製品、紙製品など、下り列車で宅配貨物、雑誌書籍、食料品、自動車部品、工業製品などの貨物を積載している。

JR貨物では、JR旅客会社と復旧作業などの検討を行っているが、線路の被害状況が甚大なため、現時点で運転再開のメドは立っておらず、トラックによる代替輸送の検討を続けている。

また、姫路貨物駅・岡山貨物ターミナル駅間と、東水島駅・高松貨物ターミナル駅間では10日から貨物の受付を再開したが、倉敷駅から新南陽駅間(山口県)を通過する貨物、予讃線多度津駅以西を発着する貨物、伯耆大山駅を発着する貨物は、8日15時15分からの受付停止が継続している。