財務・人事7月31日決算発表の企業は次の通り。
日本郵船 | 海運大手3社1Q、統合のコンテナ船で出足鈍く |
商船三井 | 海運大手3社1Q、統合のコンテナ船で出足鈍く |
川崎汽船 | 海運大手3社1Q、統合のコンテナ船で出足鈍く |
ヤマトホールディングス | 大口単価27%アップで利益改善 |
日本通運 | 日本がロジ部門けん引し出足好調 |
三菱倉庫 | 不動産部門減収も物流部門がカバー |
ニチレイの低温物流事業 | 海外事業堅調で増収増益スタート |
カンダホールディングス | 国内部門、国際部門ともに堅調に業務を受託したことで増収… |
東洋水産の冷蔵事業 | 積極的な営業活動により… |
丸和運輸機関 | 日次決算マネジメントの強化による生産性向上や… |
NSユナイテッド海運 | 市況が回復基調だったことから増収となったが… |
明治海運 | 外航海運業部門は… |
飯野海運 | 既存契約の有利更改への取り組み… |
川崎近海汽船 | 近海部門は黒字転換したものの… |
トーモクの運輸倉庫事業 | 好天の影響により飲料関係の荷動きが順調だったことに加え… |
宇徳 | プラント・物流事業が好調だったが… |
サンリツ | 国内事業では、無線通信機器の取り扱いが減少したものの… |
東海運 | 物流事業で増収増益だったが… |
桜島埠頭 | ばら貨物の納入先の火力発電所の定期修理の影響が少なかったことから… |
■カンダホールディングス
国内部門、国際部門ともに堅調に業務を受託したことで増収。利益面では、3月に竣工した加須豊野台物流センターの立ち上げにあたって初期費用が膨らんだことや、全事業用車両へのドライブレコーダー設置、燃料費の増加により減益となった。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 10,719 | 6.7% | |
営業利益 | 330 | -35.3% | 3.1% |
経常利益 | 340 | -34.6% | 3.2% |
純利益 | 127 | -51.0% | 1.2% |
■東洋水産の冷蔵事業
積極的な営業活動により、新規や既存顧客に対する通関・運送などの付帯業務の取り扱いが増加したことに加え、3月に平和島冷蔵庫が稼働を開始したことで増収増益となった。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 13,088 | 6.6% | |
営業利益 | 663 | 20.7% | 5.1% |
■丸和運輸機関
日次決算マネジメントの強化による生産性向上や現場改善によるコスト削減効果をはじめ、料金改定交渉を継続した効果が表れ、営業利益が36.6%増加した。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 20,192 | 14.3% | |
営業利益 | 1,292 | 36.6% | 6.4% |
経常利益 | 1,392 | 36.7% | 6.9% |
純利益 | 1,043 | 50.6% | 5.2% |
■NSユナイテッド海運
市況が回復基調だったことから増収となったが、期初の円高傾向や燃料油価格の上昇、専航船の入渠などの影響により、営業利益は減少した。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 37,454 | 9.1% | |
営業利益 | 1,900 | -2.6% | 5.1% |
経常利益 | 1,840 | 17.7% | 4.9% |
純利益 | 1,204 | -39.1% | 3.2% |
■明治海運
外航海運業部門は、前連結会計年度に竣工・取得した船舶の稼働増により、増収増益。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 10,101 | 5.0% | |
営業利益 | 1,187 | 6.1% | 11.8% |
経常利益 | 1,438 | 125.3% | 14.2% |
純利益 | 462 | 171.3% | 4.6% |
■飯野海運
既存契約の有利更改への取り組みや効率配船・運航採算の向上を図ったほか、固定資産売却益を計上したことなどで、営業利益が4割増加した。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 20,831 | 1.5% | |
営業利益 | 1,832 | 44.2% | 8.8% |
経常利益 | 2,015 | 89.6% | 9.7% |
純利益 | 3,583 | 256.2% | 17.2% |
■川崎近海汽船
近海部門は黒字転換したものの、内航部門で新造船竣工に伴う減価償却費の増加や宮古-室蘭航路の開設費用の増加などにより、1億6500万円の営業損失となった。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 10,507 | 10.9% | |
営業利益 | -165 | - | -1.6% |
経常利益 | -104 | - | -1.0% |
純利益 | -68 | - | -0.6% |
■トーモクの運輸倉庫事業
好天の影響により飲料関係の荷動きが順調だったことに加え、日用品メーカーの取扱数量が拡大したことで増収。セグメント利益は、燃料価格の上昇やドライバー不足による費用の増加があったが、取扱数量の増加や人員・車両の効率的配置による合理化を図ったことが奏功し、増益となった。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 9,780 | 9.0% | |
営業利益 | 557 | 27.2% | 5.7% |
■宇徳
プラント・物流事業が好調だったが、港湾事業でアジア航路をはじめターミナルでのコンテナの取り扱いが大幅に減少したことなどにより、営業減益スタートとなった。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 14,122 | 0.9% | |
営業利益 | 693 | -4.8% | 4.9% |
経常利益 | 879 | 11.2% | 6.2% |
純利益 | 629 | 53.2% | 4.5% |
■サンリツ
国内事業では、無線通信機器の取り扱いが減少したものの、前期に獲得した制御システム案件が引き続き好調に推移したことに加え、業界の活況が続く工作機械の取り扱いも好調に推移したことにより増収増益。海外事業は、工作機械の取り扱いが堅調に推移したことにより、営業利益ともに前年同期並みとなった。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 4,172 | 14.3% | |
営業利益 | 187 | 64.9% | 4.5% |
経常利益 | 162 | 87.6% | 3.9% |
純利益 | 115 | 115.6% | 2.8% |
■東海運
物流事業で増収増益だったが、海運事業で減収減益となり、全体では増収減益。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 10,039 | 3.7% | |
営業利益 | 47 | -47.1% | 0.5% |
経常利益 | 71 | -30.0% | 0.7% |
純利益 | -4 | - | - |
■桜島埠頭
ばら貨物の納入先の火力発電所の定期修理の影響が少なかったことから前年同期に比べ石炭の入荷が増加したほか、イルメナイトが好調な荷動きとなり、前年実績から営業利益が黒字に転じた。
▽2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 1,104 | 15.4% | |
営業利益 | 35 | - | 3.2% |
経常利益 | 61 | - | 5.5% |
純利益 | 52 | - | 4.7% |