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古河ユニック、トラック搭載型クレーンに最新改正モデル

2018年10月1日 (月)

サービス・商品古河機械金属は1日、同社グループの中核事業会社である古河ユニック(東京都中央区)が、トラック搭載型クレーン「ユニッククレーン・Gフォースシリーズ」の安全機能を強化し、厚生労働省による移動式クレーン構造規格の一部改正に対応した安全強化モデルとして、同日から販売を開始すると発表した。

移動式クレーンの構造規格の一部改正は、2月26日に厚生労働省の「クレーン又は移動式クレーンの過負荷防止装置構造規格等の一部を改正する告示」によるもので、つり上げ荷重3トン未満の移動式クレーンで荷重計以外の過負荷を防止するための装置が義務付けられた。現在は、経過措置期間で従来モデルの販売が認められているが、19年3月1日以降は、改正後の規格に準拠した製品のみの製造となる。

これを受け、古河ユニックでは、対象となるGフォースシリーズに、同規格改正に対応した安全強化モデルとして、定格荷重指示装置を備えた「ML警報型:と定格荷重制限装置を備えた「ML停止型」をラインナップし、新たに販売を開始することとした。

ML停止型には高度な油圧制御技術を活かし、複雑な連動操作を半自動運転する機能をプラスした高機能モデル「高機能・ML停止型」の設定も追加。さらに、16年11月以降のフルモデルチェンジ時と比べ基本機能もグレードアップした。

クレーンの格納作業を効率化する「全自動格納」や、ブームの架線等への接触事故を防止する「高さ制限装置」を標準装備。
塗装品質についても、下塗りに防錆力の高いカチオン電着塗装の採用に加え、中塗り工程を追加した2層コートにより、外観品質と防錆性を向上。ラジコンでのつり荷重の表示が好評の新型「液晶ラジコン」「液晶ラジコンJOY」は、つり荷重だけでなく、定格荷重や負荷率などのクレーンの状態表示にも対応としている。

また、過積載の防止に役立つ「つり荷重の加算表示機能」には、フルモデルチェンジ機発売以降に要望のあった、車両の最大積載量超過を通知する「過積載時警報機能」を追加した。

価格は小型トラック架装用が325.5-538万円(税別)、中型トラック架装用369-628万円、大型トラック架装用が421-743万円となる。

■製品の問い合わせ先
古河ユニック
営業企画部販売促進課
TEL:03-3231-8611