ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

多彩な最新ロボ導入、トラスコ中山の新拠点稼働

2018年10月1日 (月)
空白

話題工場用副資材を取り扱う専門商社のトラスコ中山は1日、埼玉県幸手市で新たな物流拠点「プラネット埼玉物流センター」が稼働したと発表した。

プラネット埼玉は同社17拠点目で最大の物流センターで、自ら「ロジスティクスワンダーランド」と表現するほど多彩な物流設備を設置し、高密度収納・高効率出荷を実現しているのが特徴。

建物の外観は「工具箱」をイメージとしたつくりで「日本最大の工具箱」をコンセプトとした。

センターは敷地面積1万4297坪、地上4階建て、RC・S造で免震構造となっており、延床面積は1万2904坪。土地・建物・設備・備品を合わせた投資総額は200億円で、9月末時点では32万アイテム、金額にして46億円分を在庫。2023年には52万アイテムまで拡大を図る。

▲バケット自動倉庫

高密度収納システムのオートストアや自走型搬送ロボットのバトラーなど、多彩な物流機器を多数導入しており、配置する人員数を90人に抑えながら、入荷能力は最大1万件、出荷能力は最大5万件に達する。

この拠点から出荷する自社専用便の配達カバーエリアは埼玉県・茨城県・群馬県の一部だが、東日本エリアの販売店やユーザーへの直送にも対応する。隣接地には「第2センター」の建設地も確保している。

▲オートストア

▲パレット自動倉庫

▲自走型搬送ロボット「バトラー」

▲電動式移動パレットラック

▲無人搬送車

▲ゲートアソートシステム

▲システマストリーマー(高速荷合わせ装置)

▲自動包装機「アイパック」

▲ボックスオンデマンドシステム

■導入する多彩な物流機器
バケット自動倉庫:8基/バケット大9318個/小1万3977個/入出庫能力1時間650件
AutoStore(オートストア、高密度収納システム):ロボット16台/7930ビン/入出庫能力1時間460件
パレット自動倉庫:9基/2049パレット/入出荷能力1時間195件
Butler(バトラー、自走型搬送ロボット):ロボット73台/専用棚(MSU)1380台/入出庫能力1時間1000件
電動式移動パレットラック:474台/2844パレット
AGV(無人搬送車):ロボット10台
GAS(ゲートアソートシステム):15間口×14ユニット/仕分能力1時間2800件
SAS(システマストリーマー、高速荷合わせ装置):入出庫能力1時間1200個
I-Pack(アイパック、自動包装機):2ライン/梱包能力1ライン当たり1時間720個
BOD(ボックスオンデマンドシステム)

■新センターの概要
所在地:埼玉県幸手市神明内赤木988-7
敷地面積:1万4297坪
延床面積:1万2904坪
構造:地上4階建て・RC・S造・免震構造
設計会社:日建設計
施工会社:鹿島建設
人員:90人
投資総額:200億円(土地・建物・設備・備品)
在庫数:32万アイテム(9月末時点)、2023年中に52万アイテム
在庫金額:46億円(9月末時点)
最大入荷件数:1万件
最大出荷件数:5万件
発電能力:750キロワット