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帝人とローソン、RFID用いリアルタイム在庫管理

2018年10月11日 (木)

サービス・商品帝人は11日、「未来型コンビニエンスストア」の実現に向け、棚管理システム「Recopick」(レコピック)を使用したリアルタイム在庫管理システムを、ローソンと開発したと発表した。

新システムは、商品棚にRFIDセンサーを設置することで、店外からでも商品の陳列情報や在庫状況を常時把握することができる。これにより、管理工数の削減だけでなく、在庫状況と商品の賞味期限の情報を紐づけることで、的確なディスカウント戦略を講じることができ、廃棄ロスの軽減も可能にする。

また、店舗の利用客は事前に在庫状況を確認することができるため、欲しい商品の買い逃しなどを防止できる。

レコピックは、大量のICタグを一括で読み取る性能に長けたUHF帯を使用し、管理対象物の入出庫やロケーションを効率的に管理するRFIDシステム。特殊な2次元通信シートを使用することで、空間に放射拡散する特性を持つUHF帯の電波を近距離で安定的に読み取り、一度に大量の書類や物品を正確に管理することができる。

すでに図書館、工場、医療機関などに同製品を展開しているが、さらなる用途開拓のため、人手不足などで業務効率化のニーズが高まっている小売・流通業界に向けて技術開発を進めた結果、今回のリアルタイム在庫管理システムの開発に至った。