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ADKが京東集団日本法人に出資、越境EC本格参入

2018年10月23日 (火)

EC広告代理店事業を手がけるアサツーディ・ケイ(ADK)は23日中国の巨大ECモール京東集団(JD.com)が出資する日本企業フランクジャパン(東京都港区)と、同日に出資契約を締結したと発表した。中国越境EC事業・訪日中国人向けインバウンド事業へ参入する。

これまで、中国でのEC店舗運営事業は、物流会社やカスタマー・サービスセンター会社が主流で、日系広告会社の事業領域外とされてきた。一方、ADKは今回の出資によってフランクジャパンの越境EC運営機能と、京東集団と資本関係にあるネットワークを活かしてEC店舗運営事業へ参入し、モール外マーケティングだけでなく、EC事業戦略構築、販売、物流、カスタマーサービスなどEC関連事業をトータルでサポートできる体制を整えた。

ADKは、人気アニメなどコンテンツビジネスに強みがある広告会社。今後は、これまで日本国内で培ってきたノウハウを活かし、中国市場でのニーズの高いアニメコンテンツのEC活用にも挑戦していく。さらに、中国越境EC事業の成功モデルをもとに、EC市場が成長している東南アジアも視野にいれた事業展開も計画している。

なお、出資契約の出資金額、出資比率については、非公開としている。