財務・人事三井倉庫ホールディングスが6日発表した2019年3月期中間決算(4-9月)は、物流事業が好調に推移したほか事業収益力強化の施策などが奏功し、大幅な増益となった。
同社社グループは「中期経営計画2017」のもと、物流事業での抜本的事業収益力の強化を目指し、販管費などのコスト削減、粗利益改善施策の実行といった各種施策の実施に取り組んだ。
これら施策の実行に加え、国内外フォワーディング業務の好調な推移、自動車関連部品の航空貨物のプロジェクト輸送の発生、同社が現在注力しているヘルスケア貨物の保管荷役業務の取扱伸張、猛暑の影響で家電量販向け輸配送業務でのエアコンの取扱量が増加したことなどにより、売上高は1164億2500万円(5.2%増)、セグメント利益は51億500万円(77.5%増)となった。
なお、物流事業が好調に推移したことから、通期連結業績予想を修正した。売上高を当初の2300億円から2350億円へ2.2%、営業利益を75億円から100億円へ33.3%、経常利益を64億円から85億円へ32.8%、順理系を38億円から49億円へ28.9%上方修正する。
■2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 120,659 | 5.1% | |
営業利益 | 6,183 | 77.0% | 5.1% |
経常利益 | 5,541 | 51.5% | 4.6% |
四半期純利益 | 3,111 | 72.9% | 2.6% |