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JA全農、岡山市に中四国広域物流センター

2018年11月26日 (月)

フード全国農業協同組合連合会(JA全農)の「中四国広域物流センター」(岡山市南区)が、12月3日から稼働する。

同センターは鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、愛媛の中四国7県域を供給エリアとする農薬の広域物流拠点として活用する。県域を越えた広域物流センターは、2012年から稼働している北部九州地区に続き、中四国地区が2か所目となる。物流業務は日本通運が受託する。

中四国広域物流センターでは、農薬メーカーのストックポイントや各県域の在庫を集約し、一元的に在庫管理を行う。具体的には、農薬メーカーへの発注について、中四国7県域の需要をまとめて一括発注を行い、工場から集中配送により同センターに納品する。農家組合員やJAからの受注に対しては、配送先別の集品作業や農家別セット組み作業を集中的に行い、中四国7県域へ効率的に配送する。

これらの取り組みを通じて、農薬メーカー工場から農家戸配送までの効率的な広域物流体制を目指すほか、ブロック域の需要を結集し、スケールメリットによる購買力の強化を図る。

■「中四国広域物流センター」の概要
所在地:岡山市南区藤田566-126(岡山県本部総合流通センター内)
稼働開始時期:2018年12月3日(月)
対象県域:鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、愛媛
年間供給金額:95億円(35万ケース)
業務委託先:日本通運