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JA全農、寝かせ玄米の「結わえる」と提携

2018年12月20日 (木)

産業・一般全国農業協同組合連合会(JA全農)は20日、「寝かせ玄米」のパックごはんを製造・販売する「結わえる」(東京都千代田区)と提携したと発表した。また、同社の第三者割当増資を引き受ける形で出資した。

特別栽培米生産者と結わえるを結び付けることで原料米を供給するとともに、幅広い商品提案の一つとして結わえる製品の拡販に取り組むことで、実需者への直接販売拡大と生産提案型事業の拡大を進める狙い。寝かせ玄米という「米の新たな食べ方」を提案・発信し、米消費の拡大にもつなげたい考え。

結わえるは2009年に設立。大手コンビニエンスストアと寝かせ玄米パックごはんなどの取引を開始し、通信販売の拡大、寝かせ玄米おにぎり、国産・無添加にこだわった食材などを販売する直営店舗「いろは」を展開して年々売り上げを拡大。さらに今後の事業拡大を見据え、大手流通業者との新規取引、工場設備の増強、直営店舗の拡大などを計画している。

寝かせ玄米は「健康によい玄米を白米のようにモチモチした食感で食べやすくできないか」との発想から、特殊な圧力釜で炊飯した玄米を3-4日熟成(寝かせる)させることで実現した新たな食感の玄米ごはんで、健康志向や食べやすさから多くの女性誌などでも紹介され、知名度が高まりつつある。