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JA全農、大手青果物流通会社と提携し効率化推進

2021年8月31日 (火)

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フード全国農業協同組合連合会(JA全農)は、大手青果物流通会社のファーマインド(東京都千代田区)と業務提携したと発表した。双方が保有する青果物の物流インフラを活用し、国産青果物の物流効率化と安定販売をすすめることで、産地の生産振興と生産者所得の確保に取り組む。

JA全農は国内最大の青果物卸売会社の東京青果(東京都大田区)とも資本業務提携を結び、青果物の安定的な販路確保や効率的な物流業務を推進する取り組みを進める。JA全農は、他社との提携を深めることで、生産者と消費者の双方にメリットのある農業ビジネスを推進する。

JA全農は、消費者への青果物の安定供給と生産者所得の確保のため、卸売市場販売や実需者への直接販売など、多様な国産青果物の販売を行う。園芸施設の効率的な運営や生産者の労力軽減に向けて、広域集出荷施設などの産地側施設と物流加工機能を備えた消費地側直販施設の整備をすすめてきたが、産地から消費地までの物流効率化が国産青果物の流通における課題となっている。

JA全農とファーマインドは今回の提携により、青果物の産地と消費地における共同配送や物流拠点の相互利用、国産青果物輸出における共同物流、国産青果物の安定販売による生産振興の取り組みに注力していく。