サービス・商品DJI JAPAN(東京都港区)は4日、物流ドローン「DJI FlyCart 100」(FC100)をグローバル市場に投入すると発表した。新機種は最大80キロの積載能力を持ち、飛行距離や電力効率、安全性能を強化した点が特徴となる。物流や緊急対応、建設分野など、多様な現場での空中配送を支えることを目的としている。
FC100は、従来機「FlyCart 30」の同軸四軸・8枚ブレード構成を継承しつつ、プロペラやモーターを大型化した。デュアルバッテリー構成では最大65キロを12キロまで輸送でき、従来の30キロから大幅に向上した。緊急時のシングルバッテリー構成では、最大80キロを6キロまで運搬可能となった。温度条件はマイナス20度-プラス40度に対応する。

(出所:DJI JAPAN)
エネルギーシステムは超急速充電に対応し、C10000電源およびD12000iEP充電ステーションを使用できる。バッテリーは41アンペアで、加熱システムにより寒冷環境でも性能を維持できる。
安全面では、LiDAR(ライダー)、ミリ波レーダー、五目ビジョンシステムなど複数のセンサーを搭載し、地形把握や障害物検知を行う。緊急時にはパラシュートが開き、着地速度を6メートルまで抑える。防水・防塵性能はIP55に対応する。運行管理では、DJI DeliveryアプリとDJI DeliveryHubにより、飛行状況の確認、運行計画、リソース管理、データ分析を一元化できる。
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