プロロジス、茨城で物流施設5棟の新プロジェクト

拠点・施設プロロジスは22日、茨城県古河市で5棟の特定企業向け（BTS型）物流施設で構成するプロジェクトの開発に着手する、と発表した。

隣接区画に3棟の物流施設を開発した「プロロジス古河プロジェクト」（敷地面積10万6000平方メートル）のフェーズ2（第2期）として、フェーズ1を上回る17万5200平方メートルの敷地に開発するもので、同社が国内で開発した敷地の広さとしては過去最大。

入居企業は未定で現在募集中。5棟の物流施設は、それぞれ延床面積1万坪程度の規模を想定し、今後決定する入居企業の要望に合わせた施設設計を行う。同社は「医薬品や食品保管のための定温・冷蔵倉庫に対応した、ドックシェルターの装備や、飲料などの重量物保管に応える床荷重、保管効率を高める有効高さの設定、ランプウェイ付きの多層階施設、免震構造などの多な要望にも対応する」としている。

また、広大な敷地規模を活かし、休憩スペースやコンビニエンスストアを備える共用棟、給油所などの併設も検討する。

開発地は圏央道五霞ICから6キロの北利根工業団地内に立地し、茨城県と都心部をつなぐ国道にも近い。圏央道を利用・経由することで、東京都心部から放射状に延びる東名・中央・関越・東北・常磐・東関東自動車道が利用しやすい。

■プロロジス古河プロジェクト・フェーズ2の計画概要
所在地：茨城県古河市北利根
総敷地面積：17万5500平方メートル
1棟あたり延床面積：3万3000平方メートル（1万坪）程度を想定
着工：2019年秋から段階的に着工
竣工：2021年から段階的に竣工