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ホクレンくみあい飼料と雪印種苗が配合飼料製造で合弁

2019年1月29日 (火)

産業・一般JA全農傘下のホクレンくみあい飼料(札幌市中央区)は29日、雪印メグミルク傘下の雪印種苗(厚別区)と配合飼料の製造合弁会社を設立することで合意に達したと発表した。

今回の合弁会社は、酪農・畜産分野で全農系飼料会社と工業会系飼料会社が共同で出資する初のケースで、合弁によるスケールメリットと最新の製造設備を活かし、「低コストで、安全安心、高品質な飼料を配達し、北海道の酪農・畜産の発展に貢献していく」(JA全農)としている。

ホクレンくみあい飼料は、系統飼料会社として道内3か所に配合飼料工場を展開し、全道の酪農・畜産生産者に配合飼料を配達しているが、苫小牧市にある牛用配合飼料工場の老朽化が著しく、雪印種苗との共同出資で配合飼料の生産会社として新会社を設立し、同社苫小牧工場敷地内に牛用飼料の新工場を建設することにした。新会社の設立に際しては、農業競争力強化支援法に基づく事業再編計画の認定申請を行う方針。

新会社は社名を「ホクレンくみあい・雪印飼料」とし、苫小牧市を本社として4月に設立。出資比率はホクレンくみあい飼料70%、雪印種苗30%となる。生産規模は牛用飼料年産28万トンで、2021年12月の操業開始を目指す。