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商船三井、コンテナ船赤字想定より縮小

2019年1月31日 (木)

ロジスティクス商船三井1月31日に発表した2019年3月期第3四半期(18年4-12月)決算は、売上高9422億円(前年同期比24%減)、営業利益296億円(21.8%増)、経常利益246億円(28.6%減)、最終利益200億円(31.3%減)となった。

日本郵船、川崎汽船と統合したコンテナ船事業の損失が142億円と減益要因になったものの、統合会社のオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)の稼働率が徐々に改善し、北米往航運賃が堅調に推移したことなどを背景に、「想定よりも赤字幅を縮小した」。

自動車船事業は、米中貿易摩擦問題の影響で中国向け完成車の出荷が減少。欧州出し完成車の出荷も新排ガス・燃費テスト基準への対応で落ち込み、第1四半期(18年4-6月期)に一部の航路で発生した検疫問題への対処でかかったコストの影響が大きく、損益が悪化した。

19年1月以降は、ドライバルク船市況が弱含むものの、期末までの残り日数が少ないため通期損益への影響は限定的だと想定。コンテナ船は外部環境に不透明要素がある。通期は売上高1兆2100億円、営業利益350億円、経常利益280億円、最終利益210億円を見込む。

■2019年3月期第3四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
942,226
△24%
営業利益
29,679
21.8%
3.1%
経常利益
24,677
△28.6%
2.7%
四半期純利益
20,095
△31.3%
2.1%