ロジスティクスニチレイが5日発表した2018年4-12月期(19年3月期第3四半期)決算のうち低温物流事業は、売上高が1528億円で5.4%の増収となったものの、荷役作業コストや電力コストの上昇や災害対応費用が負担となり、営業利益は1.2%減益の94億円と伸び悩んだ。
国内では通過型センター(TC)事業の拡大や地域保管事業で大都市圏を中心に畜産品、冷凍食品の保管需要の取り込みが進展。運送事業で収受運賃・料金の適正化に取り組んだが、荷役作業コストや電力料の上昇、台風など自然災害の影響による一時的なコスト負担の発生が響き、減益となった。
海外は、欧州でブラジル食肉不正問題に伴うチキン搬入量の減少、輸配送コストの上昇があったものの、小売店向け輸送などを取り込み、輸入果汁の取り扱いも拡大して増収増益を確保した。
■2019年3月期第3四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 152,810 | 5.4% | |
営業利益 | 9,392 | △1.2% | 6.1% |