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既存拠点と併せ年間取扱高最大7000億円

ZOZO、つくば市に11万m2の新物流拠点

2019年2月15日 (金)

拠点・施設ZOZO(ゾゾ)は15日、プロロジスが茨城県つくば市に開発する大型物流施設「プロロジスパークつくば2」の全フロア11万800平方メートルを借り受け、2020年秋をメドに新たな物流拠点を開設すると発表した。

これにより、既存の物流拠点と併せたZOZOの年間商品取扱高は6000-7000億円程度へと拡大する。

ZOZOがプロロジスの物流施設を借り受けるのは「プロロジスパーク習志野4」「同千葉ニュータウン」「同習志野3」「同つくば1-A」の稼働中4施設に加え、9月に竣工を迎える「プロロジスつくば1-B」に続いて6施設目で、習志野4とつくば1-Aの2施設は建物全体をZOZOが借り切って利用している。

プロロジスと6施設目の契約を決めたのは、施設の品質や運営を評価したほか、「つくば1-A」で雇用確保が順調に進み「つくば2」開発予定地を「雇用に有利なエリア」だと判断したことが要因。つくば2の完成後は、つくば市に3拠点を展開することとなるが、ZOZOはこれら3拠点を一体的に活用し、習志野4に次ぐ基幹拠点に位置づける。

▲ プロロジスパークつくば2完成予想図

現地は圏央道つくば中央ICから8キロ、常磐道土浦北ICから8.5キロ、谷田部ICから13キロに位置。周辺には住宅地や大学・研究機関が立地し、現役世代人口が多く雇用を確保しやすい。つくばエクスプレス線「つくば」駅からは3.5キロの距離にある。

建物は5万平方メートルの敷地に、4階建て延床面積11万平方メートルの物流施設として計画。1、3、4階に合わせて90台のトラックバースを設け、ダブルランプウェイを通じて大型車両が直接上階にアクセス可能な設計とする。敷地内の車両動線はワンウェイで計画し、安全性に配慮。また、将来的な庫内オペレーションの自動化の可能性も考慮し、ワンフロア最大2万6000平方メートルを確保する。

環境・省エネへの取り組みとして、館内LED照明に加え、プロロジスが開発に携わった高天井用人感センサー付きLEDベースライトを倉庫部分に導入。館内にカフェテリアや売店を設置し、全館に空調を備える。また、ECオペレーションに最適な仕様やマテハン導入を想定、デザイン性を重視した内装なども設計に織り込む。

■「プロロジスパークつくば2」の計画概要
名称:プロロジスパークつくば2
所在地:茨城県つくば市さくらの森
敷地面積:4万9600平方メートル(1万5000坪)
延床面積:11万800平方メートル(3万3500坪)
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2019年7月
竣工:2020年9月末