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「好奇心」を持ってほしい、日本郵船社長訓示

2019年4月1日 (月)

▲日本郵船の内藤社長

ロジスティクス日本郵船は1日、2019年度入社式を開いた。内藤忠顕社長は新卒採用社員54人とキャリア採用社員1人を前に「これから出会う新しいことに対してぜひ好奇心をもってほしいと思う。知識や経験を積み重ね、物事の本質はどこにあるのか深く考える習慣を付けるようにしてほしい」と述べた。内藤社長による訓示の要旨は次の通り。

当社は今年創業134周年を迎える。当社の業態も多様化やグローバル化が進み、現在は全世界で897社の関係会社が存在し、社員構成の日本人比率は陸上職で20%、海上職を含めると15%を下回った。このように世界中の仲間がグループの屋台骨を支えており、これから皆さんはその仲間たちと一緒になって働くことになる。

そのときに大切になるのが「コミュニケーション」の能力だ。海運や物流の仕事はものを運ぶだけでなく、それに付随してさまざまな情報を取り扱う。したがって、物事を整理し相手に的確に伝えること、また相手から正確に情報を聞き取ることが、円滑に仕事を進める上で重要な素養となる。

そのためには、これから出会う新しいことに対してぜひ「好奇心」をもってほしいと思う。さまざまな知識や経験を積み重ね、物事の本質はどこにあるのか深く考える習慣を付けるようにしてほしい。社会人生活に必要な観察力や洞察力を与えてくれるだろう。

最後に、当社の源流でもある岩崎弥太郎のことばとして伝えられる一節をご紹介する。「我ら一艘の船を浮かべれば、世に一層の便をもたらし、その利は全人民の頭上に落つる理なり」我々の仕事は営利企業として利益を追求する事は当然だが、一方で社会や暮らしを支えていくという仕事でもあり、この言葉は当社の社会における存在意義や使命を教えてくれていると考える。その使命をしっかりと果たしていくことも心に留めて、これからの業務に取り組んでほしい。

次の時代の日本郵船グループはみなさんがつくる。今日のこのフレッシュな気持ちを忘れずに、明るく元気に働いて欲しい。これから私たちと一緒に頑張って行こう。日本郵船の内藤忠顕社長

▲入社式の様子