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ちゃんとやる・決める・逃げない、阪急阪神エク社長

2019年4月2日 (火)

ロジスティクス阪急阪神エクスプレスは1日、2019年度の入社式を大阪のハービスプラザで行った。新入社員27人を前に谷村和宏社長は「会社が決定した施策やお客様の要望を『ちゃんとやる』、皆の意見を基に方向性や施策を『決める』、問題や課題に対して決して『逃げない』という基本的なことを大切にしてほしい」と訓示した。

谷村社長による訓示の要旨は次の通り。

2019年度阪急阪神エクスプレス入社式訓示(要旨)

現在、金融業界や自動車業界をはじめとするさまざまな企業や分野において、既存のスキームが壊れ、変化が起こっている。この変化の中で生き残るためには、あらゆる事象をチャンスと捉え上手く対応することが必要だ。

当社は1948年に創業してから昨年70周年を迎え、私も入社35年が経過し、ちょうどこの70年の半分の歴史を知っていることになる。私が経験した後半の35年だけでも、さまざまな荒波を乗り越えてきた。現在も日本企業の製造拠点の海外移転や人口減少、米中の貿易摩擦、日欧EPAやTPP11といった他国間協定などの環境変化の波が押し寄せているが、全ての事象は向かい風でもなく、追い風でもなく、どう対応するかによってプラスにもマイナスにも変化する。

当社は8つの重点施策に取り組んでおり、特に 4つの施策に力を入れている。

1、グローバルな営業力強化
日本における輸出入の大きな伸びは期待できないので、海外現地法人の売り上げを伸ばすことを目的とし、営業力を強化する。

2・3、海運事業とロジスティクス事業の強化
当社の祖業は航空貨物だが、景気の動向を受け易くビジネスとしての波が大きいため、景気動向に左右されにくい、この2つの分野を伸ばし安定的な経営を目指す。

4、グローバル本社機能の強化
日本と海外との国民性や価値観の相違から生じるガバナンス上の問題や ITセキュリティー強化を喫緊の課題として対応する。

これらの施策をスピーディーに且つしっかりと推し進めるために、会社が決定した施策やお客様の要望などを「ちゃんとやる」、会議で意見を言うだけでなく、皆の意見を基に方向性や施策を「決める」、問題や課題に対して決して「逃げない」、という基本的なことを大切にして欲しいと思っています。

最後に皆さんにこれから活躍していくためのけじめとして、今までお世話になった人達やご両親に、今日社会人として一歩踏み出したことを、感謝の気持ちと共に報告してほしい。阪急阪神エクスプレスの谷村和宏社長