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台湾VIA、360度監視の自律運転型配送ロボ公開

2019年4月3日 (水)

▲VIAモバイル360サラウンドビューシステム

話題台湾に本社を構えるVIAテクノロジーズは3日、360度の周辺監視機能を備える自律運転型配送ロボット「リトルライオン」を中国・上海で開かれた「中国国際新エネルギー&ビークルフォーラム」で公開した。

リトルライオンは屋外でも利用できる”特殊用途輸送ロボット”で、「学校、住宅街、工業団地、ハイテクパーク内で、物品の運搬、小包配達、文書の受け渡しに使用できる」(VIAテクノロジーズ)。24時間365日、スマートフォンから注文や配達予約を行うことができるのが特徴で、すでに武漢、杭州、上海の学校内で無人配送サービスに利用されているという。

ラストマイル配送サービスは、自律運転技術を大規模に商用化する最初の分野になるだろう。その市場ニーズは高く、大きな可能性を秘めている。アイシンバ・テクノロジーズの張亮CEO
最先端の自律型配送車両システムとアプリケーションの開発に関して、アシンバと協業できることをとてもうれしく思う。中国など世界市場で、ドライバーレスのラストマイル配送サービスの可能性は、とても楽観的に見ている。VIAテクノロジーズの国際マーケティング担当副社長、リチャード・ブラウン氏

ロボットに搭載されている「VIAモバイル360サラウンドビューシステム」は、360度のビデオ監視、先進運転支援システム(ADAS)、ドライバー管理システム(DMS)、ネットワークビデオレコーダー(NVR)、センサーフュージョンに対応する車載システムで、ドライバー支援と自律型アプリケーション向けにカスタマイズされている。