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東部ネット増収増益、3PLへの転換進める

2019年5月9日 (木)

ロジスティクス9日発表となった東部ネットワークの2019年3月期決算は、新規開設した大阪営業所やセメント輸送の効率的な業務体制が寄与し、売上高124億100万円(前期比4.1%増)、営業利益7億600万円(16%増)、最終利益5億2300万円(13.3%増)となった。

同社は西日本への展開と「運賃収入を柱とした収益構造」から3PL事業を中心とした収益構造への転換に注力しており、前期中には大阪営業所を開設、3PL案件を受託した。また2020年4月の竣工を目指し、東部滋賀物流センター(仮称)の建設も進んでいる。

飲料輸送は、全国的な猛暑の影響で飲料需要が急増。大阪営業所の稼働によって売上を大きく伸ばした。年度後半は輸送量が低下傾向でペースダウンした。
またセメント輸送は、需要増を背景にほかの輸送に従事するドライバーをシフトし、夜間輸送によって車両を効率的に機能させたことが奏功、増収につなげた。石油輸送は、危険物輸送のドライバーが減少し、人員の補充確保が遅れた影響で減収となった。

今期は売上高125億円(前期比0.8%増)、営業利益7億5000万円(6.1%増)、最終利益5億4700万円(4.6%増)を見込む。