ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

関通が持ち株会社制移行を再開、3事業会社を分割

2025年9月12日 (金)

M&A関通は12日、会社分割による持ち株会社体制への移行を再開すると発表した。2026年3月1日付での移行を目指し、物流、営業、ITの3事業を分割し、それぞれを完全子会社として設立する。

同社は24年5月に、25年3月をめどとした持ち株会社体制への移行を発表していたが、24年9月に発生したサイバー攻撃で顧客向けサービスが一時停止。セキュリティー強化を最優先課題と位置づけ、移行計画を中止していた。その後、対策を完了させたうえで、経験を生かしたサイバーセキュリティー関連サービスを開始。株主優待を導入するなど株主還元策も打ち出し、再成長に向けた体制が整ったと判断した。

持ち株会社体制では、関通がグループ経営に特化し、事業会社は物流サービスや倉庫管理システム「クラウドトーマス」を軸としたITなどに専念。意思決定や行動スピードを高め、専門性の強化と収益力の向上を狙う。

準備会社としては、すでに「関通分割準備会社」を設立済みで、25年10月に営業とITの準備会社を設立予定。11月に吸収分割契約を締結し、26年3月に移行を完了する見通し。連結業績への影響は軽微とみられている。

関通、ポイント制株主優待制度を新設

関通、受注拡大で中間業績が黒字転換

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。