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マルハニチロの物流事業、需要旺盛で増収増益

2019年5月13日 (月)

フードマルハニチロが13日発表した2019年3月期連結決算によると、全体の営業利益が11.2%の減益となるなか、物流事業部門は大都市圏の保管需要を取り込み、増収増益で着地した。

物流事業部門は2月に東京・城南島物流センターで火災が発生したほか、18年9月には大阪・南港物流センターで台風の被害に遭うなどのネガティブなできごとが相次いだ。

全面復旧には「しばらく時間を要する見込み」で、燃料調整費の上昇などに伴う動力費の増加、労務コストの上昇、平和島物流センターの新規稼働に伴う賃借料の増加などの「向かい風」も吹いたが、首都圏を中心とする大都市圏の保管需要を取り込んだことで、2.4%の増収を確保。部門利益も0.4%の微増益となった。

今期は城南島物流センター、南港物流センターの早期復旧、大都市圏の基幹センターの活用で保管需要の取り込み拡大を狙う。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 19/3/通期19/3/3Q19/3/中間19/3/1Q
売上高922,468 [0.3%]715,159 [0.9%]448,549 [0.3%]224,003 [1.1%]
営業利益21,758 [-11.1%]20,046 [-8.8%]10,215 [-21.1%]5,180 [-31.8%]
最終利益16,695 [3.6%]17,285 [10%]8,761 [-4.3%]4,282 [-25.8%]
売上高営業利益率2.4%2.8%2.3%2.3%