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大林組、物流倉庫で太陽光発電開始、年4000万円収入

2012年7月5日 (木)
完成した物流倉庫屋上の太陽光パネル

完成した物流倉庫屋上の太陽光パネル

ロジスティクス大林組は5日、京都府久世郡久御山町の賃貸用物流倉庫の屋根上1万3000平方メートルに敷設したメガソーラー級の発電施設で、1日から発電事業を開始した、と発表した。

 

7月から施行された再生可能エネルギー特別措置法の固定価格買取制度を適用した、発電事業の第一号事例。

 

事業施設の運転監視は、大規模太陽光発電施設用に新たに開発した遠隔監視システムにより、インターネットを介して遠隔地の監視センターで行う。ソーラーパネルのユニット(パネル15枚)ごとの発電状況や、発電設備全体の監視・計測を遠隔で行うことで、無人管理を実現した。

 

導入した太陽光発電設備の設備容量は982キロワットで、パナソニック製の多結晶シリコン太陽電池を4320枚使用。発電施設の年間の発電電力量は、一般家庭約260戸分の使用電力に相当し、固定価格買取制度による売上高は年間4000万円を見込んでいる。

 

久御山太陽光発電事業は、大林組が発電事業者として取り組む最初の事業で、大手建設会社としても初の事業化となる。このほかにも現在、栃木県真岡市などで太陽光発電事業に取り組んでいる。