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国交省、ドライバー異常時対策でシステム開発指針

2019年8月5日 (月)

環境・CSR国土交通省はこのほど、一般道でドライバーが急病などの「異常」を来して運転の継続が困難になった場合に、交差点などへの停止を回避しながら自動運転技術を活用して可能な限り路肩などに自動車を寄せて停止させる「ドライバー異常時対応システム」のガイドラインを策定した。

国交省によると、ドライバーの「異常」を原因とする事故は年間200件から300件程度発生していることから、同省は産学官の関係者で「先進安全自動車(ASV)推進検討会」でドライバー異常時対応システムの開発指針を検討。16年に基本型システムのガイドラインを策定し、18年には路肩などへ退避する「発展型」の高速道路版ガイドラインを策定した。

今回は18年に策定したガイドラインの「一般道路版」に相当するもので、一般道でドライバーの異常により運転の継続が困難になった場合に、交差点などへの停止を回避する機能を搭載し「可能な限り路肩などに寄せて停止」させるシステムの開発指針を示した。高速道路版には、交差点などへの停止を回避する機能は含まれていない。

■ガイドラインの概要
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/01asv/japanese/planning6.html