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鈴与グループ、RORO船転換で物流大賞奨励賞

2026年6月19日 (金)

認証・表彰鈴与(静岡市清水区)と鈴与カーゴネットは19日、ヤマタネ、ヤマタネロジスティックスとの玄米輸送の共同案件と、大王製紙、ダイオーロジスティクスとの紙加工品輸送の共同案件が、日本物流団体連合会(物流連)主催の「第1回日本物流大賞」でそれぞれ奨励賞を受賞したと発表した。いずれもRORO船を活用した海上モーダルシフトとトレーラー化による輸送効率化を組み合わせ、CO2排出量やドライバー負担の削減につなげた点が評価された。

ヤマタネグループとの案件では、東北各地から千葉県印西市向けに輸送する玄米を対象に、従来の10トン車による陸上輸送を見直した。青森県からの輸送は10トン車から3軸トレーラーへ切り替え、八戸港-川崎港間でRORO船を利用する形に変更。秋田県、宮城県からの輸送は、仙台市で10トン車から3軸トレーラーに積み替え、集約して輸送する体制とした。

(出所:鈴与)

同案件では、玄米を全量パレット化し、フレコンや紙袋の荷役作業も効率化した。10トン車2台分をトレーラー1台に集約することで使用台数を抑え、CO2排出量を14.6トン、率にして38.8%削減した。ドライバーの運転時間も164時間、30.7%削減したという。

大王製紙グループとの案件では、福島県さくら市、いわき市から大阪府松原市向けの紙加工品輸送で、10トントラック中心の陸上輸送をトレーラー輸送に切り替えた。出荷ロットを大型化して車両手配台数を削減するとともに、東京港-大阪港間をRORO船輸送へ転換し、トラック走行距離を短縮した。

近畿エリアではトレーラーが直接入庫できない納品先も多いため、大阪府松原市内の倉庫をストックポイントとして活用した。在庫を集約し、そこから配送網を組み直すことで、幹線輸送の効率化と納品先対応の柔軟性を両立させた。成果として、CO2排出量を83.2トン、車両台数を123台、ドライバー運転時間を837時間削減した。

日本物流大賞は、旧「物流環境大賞」と旧「モーダルシフト優良事業者大賞表彰」を統合して新設された表彰制度。環境負荷低減やモーダルシフトに加え、事業者間連携、先進技術活用、働き方改革への貢献などを対象とする。

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