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トランコム、料金適正化など奏功し業績予想修正

2019年10月24日 (木)

財務・人事トランコムが24日に発表した2020年3月期第2四半期決算(4月-9月)は、主力のロジスティクスマネジメント事業と物流情報サービス事業が増収増益となり、売上高は802億1700万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は36億7200万円(23.1%増)と前四半期から好調を維持した。

ロジスティクスマネジメント事業は、新規稼働拠点の安定化と既存拠点の物量増で売上を伸ばし、料金適正化などで採算を改善。部門売上269億8900万円(8.4%増)、部門利益16億7300万円(25.5%増)と全体の営業利益増に貢献した。

物流情報サービス事業は、情報センターの新規出店によってカバーエリアを拡大させたほか、既存センターで中ロット貨物の取り扱いを強化。成約件数の増加と運賃単価の上昇に加えて、自動車部品の幹線輸送業務の拡大も手伝って、部門売上453億8500万円(12.1%増)、部門利益16億600万円(5%増)と増収増益だった。

インダストリアルサポート事業は、前年同期に300万円の部門損失を計上していたが、全取引の契約見直しと料金の適正化を実施し、募集費を中心としたコスト管理を徹底したことで、今期の部門売上は37億3500万円(0.9%減)、部門利益は1億7800万円と黒字に転換した。

これらの好調な業績を受けて、2020年3月期通期の業績予想は売上高1626億円(7.6%増)、営業利益77億円(14.4%増)に上方修正した。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/中間20/3/1Q19/3/通期19/3/3Q
売上高80,217 [9.3%]39,240 [6.3%]151,111 [6.6%]113,850 [6.5%]
営業利益3,672 [23%]1,678 [12%]6,733 [13.2%]5,205 [15.1%]
最終利益2,362 [18%]1,041 [7.5%]4,328 [19.4%]3,520 [29.4%]
売上高営業利益率4.6%4.3%4.5%4.6%
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トランコム、シンガポールのビル清掃会社を買収(19年10月1日掲載)
https://www.logi-today.com/353009