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三井不動産、国内外7物件57万m2の開発を発表

2019年11月5日 (火)

拠点・施設三井不動産は5日、国内5物件、海外2物件の総延床面積57万平方メートルの開発に着手する、と発表した。

■新たに国内で開発する5物件
名称所在地延床面積竣工
MFLP八千代勝田台千葉県八千代市7万5800平方メートル2020年8月
MFLP鳥栖佐賀県鳥栖市3万5300平方メートル2021年3月
MFLP所沢埼玉県三芳町2万1300平方メートル2021年5月
MFLP大阪交野大阪府交野市、枚方市7万2000平方メートル2021年9月
MFLP海老名神奈川県海老名市12万4400平方メートル2022年春

▲三木孝行三井不動産常務執行役員

これにより、同社のロジスティクス部門が開発・運営する施設は、国内外で40物件、総延床面積360万平方メートルとなり、累計投資総額は5700億円に達する。同社の三木孝行常務執行役員は会見で「2019年は”当たり年”で、旗艦施設のMFLP船橋IIを含む多くの物流施設が竣工した。今後は国内だけでなく、海外にも積極的な展開をしていく」と話した。

■MFLP八千代勝田台
国道16号から車で5分、東関東自動車道「千葉北インターチェンジ(IC)」から車で25分に位置し、人口集積地からも近い立地で、既にテナントが決まっているという。周辺エリアへの地域配送に加え、都心へのアクセスにも優れている。

▲MFLP 八千代勝田台(出所:三井不動産ロジスティクスパーク)

施設の概要
所在地:千葉県八千代市上高野字中野、上高野字笹立
敷地面積:3万5700平方メートル(1万799坪)
延床面積:7万5800平方メートル(2万2930坪)
規模:4階建
着工:2019年7月
竣工: 2020年8月

■MFLP鳥栖
九州の高速道路網の結節点である「鳥栖ジャンクション(JCT)」「鳥栖IC」から車で4分と至近で、九州全域へのアクセスに優れた立地。国道3号線沿いに位置しているため視認性が高く、JR「田代駅」が徒歩圏内と就業環境も整っている。

▲MFLP鳥栖(出所:三井不動産ロジティクスパーク)

施設の概要
所在地:佐賀県鳥栖市原町
アクセス:長崎自動車道「鳥栖IC」から車で4分、JR鹿児島本線「田代駅」から徒歩8分
敷地面積:3万1400平方メートル(9499坪)
延床面積:3万5300平方メートル(1万678坪)
規模:地上2階建
着工:2020年1月
竣工:2021年3月

■MFLP所沢
関越自動車道「所沢IC」から車で8分の立地を生かした物流拠点。テナント企業から建て替えの要請を受けて開発を行う。

▲MFLP 所沢(出所:三井不動産ロジスティクスパーク)

施設の概要
所在地:埼玉県入間郡三芳町
アクセス:関越自動車道「所沢IC」から車で8分、東武東上線「みずほ台駅」から徒歩で25分
敷地面積:1万700平方メートル(3237坪)
延床面積:2万1300平方メートル(6443坪)
規模:地上4階建
着工:2020年5月
竣工:2021年5月

■MFLP大阪交野
国道1号線沿いで、第二京阪道「交野南IC」から車で5分、「寝屋川北IC」にもアクセス可能な希少性の高い関西内陸物件。JR学研都市線「星田駅」が徒歩圏内であることから、雇用確保に強みをもつ。

▲MFLP 大阪交野(出所:三井不動産ロジスティクスパーク)

施設の概要
所在地:大阪府交野市星田北、枚方市高田
アクセス:第二京阪道「交野南IC」から車で5分、JR学研都市線「星田駅」から徒歩で11分
敷地面積:3万3900平方メートル(1万255坪)
延床面積:7万2000平方メートル(2万1780坪)
規模:地上4階建
着工:2020年8月
竣工:2021年9月

■MFLP海老名
圏央道 「海老名IC」 隣接した立地が最大の特徴で、東名自動車道へのアクセスも良好。 同社が「MFLP船橋」に次ぐ旗艦施設として開発を行い、地域配送拠点のみならず全国広域配送にも対応する。隣接する海老名ICに直結する構想も検討しており、将来的に自動運転トラックの導入に寄与する施設にしていきたいという。

▲MFLP 海老名(出所:三井不動産ロジスティクスパーク)

施設の概要
所在地:神奈川県海老名市中新田
アクセス: 圏央道 「海老名IC」隣接、JR相模線・小田急小田原線 「厚木駅」から徒歩11分
敷地面積:5万6700平方メートル(1万7152坪)
延床面積:12万4400平方メートル(3万7631坪)
規模・構造:地上5階建・免震構造
着工:2020年度冬
竣工:2022年度春

■海外事業2物件
「海外事業第1弾」として、タイで現地総合ディベロッパーのフレイザーズ・プロパティー・インダストリアル社と共同で2物件の開発を行う。1つ目の物件は「ワンノイ」で、バンコクの北に位置するナワナコン工業団地とロジャナ工業団地の中間に立地。2つ目の物件は「バンパコン」で、バンコクの東に位置するバンナーエリアとアマタナコン工業団地の中間に立地している。

2物件の総延床面積は25万平方メートルで、2020年に第I期開業を迎える。第II期開業は21年、第III期開業は22年を予定している。

同社は、今後シンガポール、マレーシア、タイ、台湾などの海外ネットワークを生かし、アジア圏、欧米などでロジスティクス事業の積極展開を検討していくという。