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テルモ、オリンパスに経営統合を提案、共同持株会社方式

2012年7月26日 (木)

メディカルテルモは26日、オリンパスに対して500億円の資本提携と将来の共同持株会社の設立に向けた統合協議委員会の立ち上げを提案していると発表した。

 

医療機器事業の拡大を狙いとするもので、現在世界12位のテルモと13位のオリンパスの統合が実現すれば、世界5位の医療機器企業となる。経営統合に対して、テルモは「グローバル医療の潮流である低侵襲治療で、世界で伍していけるリーディングカンパニーになれると考えている」と期待感を示している。

 

また、日本の医療機器市場は輸入超過が続いており、貿易赤字が拡大しているが、テルモは「その原因は特に治療機器の大半が輸入品で占められていることにある」として、両社の技術融合で日本発のイノベーションを起こし、日本の産業活性化に貢献できると強調。

 

共同持株会社を設立する方式の統合提案を行ったことについては「オリンパス社が各分野で他社と最適な事業・技術提携ができる」ようにしたと狙いを説明した。現時点でテルモの提案はオリンパスと合意に至っていない。